眠れない。
眠いんだが眠れない。目蓋を閉じても、眠りに落ちる事ができなくて、何度も何度も寝返りを打つ。
参ったな・・・。
眠い。眠いんだけど・・・・眠れない。
馬鹿馬鹿しいとは思いつつ、羊を数える。
ひつじが一匹、ひつじが二匹、ひつじが三匹・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
余計に目がさえてきちまった!!
眠れないと思うと、余計に焦って眠らなければと思ってしまうのはなぜなのか。
しかたないので体をおこす。
すうすうという寝息の音に横をみやると、薄暗がりの中、隣のベッドの松山の体が、微かに上下しているのがぼんやりと浮かび上がっていた。
あ〜あ、寝付きのイイやつは悩みがなくていいよなぁ。
ぼーっとそんな松山の背中を眺めつつ、気持ちよさそうな呼吸の音を聴いていたら、ようやく俺もまた目蓋が重くなってきたようだ。
知らずに、ふわぁあっと大きな欠伸がでる。
今度こそはこのまま眠りにつけるだろうか。
体を横たえようとして、脳裏に一つのイメージがふとよぎった。
俺がとても小さかった頃、まだ弟達もうまれる前だろうか。
かあちゃんだったか、とうちゃんだったかが眠れなくてぐずる俺を、ふわりと抱いてくれる。
そう。そうやってしてもらうと、心臓の音が心地よい子守唄のように接した肌から伝わって、眠れなかったのが嘘みたいに俺は眠りについたんだ。
ちょうどいい、こいつに睡眠薬がわりになってもらおう。
起こさないように、そうっと松山のベッドに潜り込む。
ありがたいことにヤツはベッドの端のほうに縮こまるように寝てくれていた。
半分あいてるスペースにお邪魔する。
背中から手を回しても、深い眠りに落ちている松山が気付く様子は無い。
俺は目を閉じ、松山の呼吸にあわせるように俺も息を吐く。
ゆっくりとした心臓の音も、次第に重なっていくようだ。
トクン・・・・・トクン・・・・・トクン・・・・・・・・・・・・・。
明日の朝、勝手にベッドに侵入した俺に気付いた松山はどんな顔するかな・・・。
そんなことを楽しく思い浮かべながら、俺は気持ちよく眠りの淵に落ちていくのだった。
まゆまゆ、頑張ってます(笑)。おお、4回目まできましたよ〜。
在庫一掃大放出状態ですわ。
眠れない日向さん、寝る時パンツ一枚っていうイメージがあるんですけど(笑)。←それはウチの父。
日向さん語りなんだけど、イラストではお顔がみえていなくってスイマセン。松山が描きたいのがばればれ。
(01.08.15)