微熱・2

 
 

 おーい生きてるか、と電話をかけてきた日向が開口一番呼び掛けた。
 死んでる、と若島津はぼそっと答える。
 すると、日向の声が少し遠くなって、とりあえず生きてるぞと、そばにいるらしい誰かに報告した後、今からそっち行くから、と言った。
 来んな、と若島津はボソッといって、そのまますぐに電話を切ってしまった。
 若島津としては、疲労と微熱と二日酔いを相手にするだで手一杯で、日向の相手までしてられないのである。
 
 インターホンが鳴った。
 居留守でも使うかと若島津は思ったが、ため息をつきながら玄関へ向かった。
 「・・・・・どなたですか?」
 と、尋ねるとドアの向こうの相手は一つせき払いをして、
 「日本家政婦協会の者ですが」
と低い声で答えた。
 若島津はダラリとうなだれて、それからロックを解除した。勢いよくドアがあけられる。
 「だから日向さん、あんたね、さっき電話で・・・」
 文句を言おうとする若島津に、わかってるわかってるといいながら日向が中に入ってきた。あいも変わらず遠慮を知らない男である。
 「俺はすぐに帰るから心配するな。実はな、おまえの為の臨時のハウスキーパーを連れてきたんだ」
 「は?」
 「金のことは気にするな。サービス期間中だから無料なんだ」
 「いや、そういうことじゃなくてですね───」
 わけがわからないまま頭を抱える若島津を無視して、日向がドアの外に向かって合図した。
 ひょこっと日向の背後から顔を出したのは松山だった。
 驚きで仮死状態になっている若島津に、よお、と笑顔で挨拶する。
 日向は荷物(紙袋とビニール袋)を抱えてさっさと部屋へ上がっていく。
 「あのさ・・・邪魔してもいいか?」
 松山が一応聞いたが、若島津はまだぼうっとなって目をぱちぱちさせるのがやっと。代わって日向が、いいから上がれ、と自分の家のような返事をした。




 つまり、最近若島津が痩せてしまったことに(まあ、いろいろとあったわけだ)、松山はひどく心をいためていたらしい。なんでだ?ちょっと反町に食欲がない、とこぼしたことはあったけど・・・。若島津は思いを巡らせた。あれをどっかから聞いたのか・・・・.
  松山は、先日、自分がぶっ倒れた時に看病してやったことへのお礼のつもりなのか、自分も何かできることがないかとハウスキーパーの真似事をやるという結論になったようである。
「言い出したら、聞かないヤツだからな」
 日向が、ウーロン茶をペットボトルのまま飲みながら、台所でがさごそやっている松山を振り向いてため息をつく。
 「まあ・・・松山はあいつなりにお前の役に立ちたいって思ってるから、逆に迷惑かけることにはなるかもしんないけど、好きなようにさせてやってくれ」
 「───なんか、ものすごいノロケを聞かされてる気がするんですけど」
 「ノロケてんだよ」
 臆面もなくいって、日向はにやりと笑い、また松山を振り返って名を呼んだ。
 寄ってきた松山に、
 「荷物もってきたか?」
 ああ、と返事をして、手提げ袋をごそごそやり始めた。
 「歯ブラシだろ、タオル、着替えと・・・・あ、パジャマ忘れた」
 「じゃあ、若島津の借りろ」
 「いいよ、このまま寝ちゃえばいいんだから」
 「遠慮しなくていい───なんだよ、若島津?」
 しきりに肩を叩く若島津を日向が見る。
 若島津はもう言葉もでないといった様子で、ちょっと向こうへと、アクションで伝えた。
 そして隣の部屋へと場を移したとたん、若島津は日向に詰め寄った。
 「ま、松山が・・・」
 「ノープロブレムだろ、泊まったって。今までだって夜中飲んでて朝になったことあんだろ」
 「い、いや、そうなんですけど」
 「俺としても、お前んとこなら安心してあいつを預けられるしさ」
 それとも、と日向がニヤニヤする。
 「お前の方に困る理由でもあるのか?若島津」




 ぐらぐらする頭で日向を送りだし、若島津は再びドアをロックした。
 やれやれ、と肩で息つく。
 そして部屋へ戻ろうとして、若島津はぴたっと足をとめた。部屋に戻れば・・・戻れば松山がいて・・・松山と二人きりで・・・・松山とここで、あ、朝までずっと・・・
 「若島津」
 声をかけられた若島津のリアクションの大きさに、松山がけらけら笑った。
 「そーんな、宇宙人でもみたような反応するなよなぁ」
 「・・・・・あ、・・・ああ、悪い」
 きまり悪そうに笑う若島津をみて、それから視線をまっすぐ向け、
 「至らぬ点もあるかと思いますが、一生懸命やらせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします」
 慌てて若島津も頭を下げ、お世話になりますと、緊張した口調で応じた。

 間。

 松山が吹き出し、すぐに若島津が吹き出して大笑いとなった。
 「だめだってば、若島津・・・せっかく挨拶したのに笑うんじゃねえよ」
 「だって、あんまり松山が馬鹿丁寧な挨拶するから」
 「でも、何ごとも最初が肝心っていうだろ?」
 「そりゃそうだけど、あそこまで畏まった言い方するやついねーだろ」
 そこで又大笑いとなった。
 それをきっかけにあれこれ雑談(頭痛も吐き気もいつの間にか忘れていた)しているうちに時間はあっというまに過ぎ、そろそろ夕食タイムとなった。
 松山が立ち上がり、夕食を作ると言う。俺もやるよ、と若島津も立ち上がったが、
 「それじゃ俺がここにきた意味がないだろう。なんか休んでてもらおうと思ったのに、話し込んじゃって。座ってまっててくれよ」
 と優しく命令された。
 一応は頷いて、ソファーに腰をおろしたものの、どうにもこうにも落ち着かない。
 別に松山と二人きりになるのは初めてじゃ無いのに。
 そっと立ち上がって、キッチンを覗こうとしたらそれを予想していたらしく、松山がキッチンから出てきた。若島津の前に立ちはだかって軽く睨みつける。
「だめだろ!ゴハンができるまで大人しくしてろ!」
 あー、いつも日向さん、こういうこといわれてんのかなーと苦笑しつつ、仕方が無いのでシャワーを浴びたり、雑誌を読んだりして時間をつぶした。
 ───いい匂いだな。
 若島津は雑誌から目をあげ、食欲をそそる匂いに顔を綻ばせる。いいなぁ、こういうのってなぁと若島津はほのぼの気分に浸っていた。
 「おまちどおさん」
 明るい声と笑顔で、松山が料理を運んでくる。
 
 「ちゃんと食わねえと、体が資本なんだからさぁ」
 口にあうといいんだけど、といいながら皿を並べる松山に、
 「匂いで分かるよ、すげー旨そう」
 若島津は笑いかけた。松山が視線を落として、照れくさそうに小さく笑う。
 実際に食べてみても美味しかったので、それを伝えると、松山はばあああっと顔を輝かせた。
 そして、よかったぁ〜と、本当に嬉し気な表情で若島津をじっとみつめた。

 く─────────っっ!可愛い─────────っっ!!!
 頭の中で、若島津は叫び、テーブルをばんばん叩き、足をばたばたさせまくった。
 あああああああ、日向さんっ!!あんたは自分がどれだけの幸せモンかわかってんのか〜〜〜?ちくしょ──────っうらやましいぞぉ──────!!!!!
 若島津にとって夢心地の夕食を終え、二人で後片付けを済ませると、(松山はひとりでやると主張したが、若島津はこの家の主人としての意志を尊重してほしいと反論した)若島津は松山にバスルームを使うことを勧めた。
 「なんか、気をつかってもらっちゃって松山も疲れたろ、ゆっくりあったまってくれよ」
 そうか、悪いなと松山がにっこり笑う。
 じゃ、これ着て、と若島津が自分のパジャマを渡した。いや、俺は、と辞退しようとするのをこんくらい気兼ねしないのと、松山の髪をくしゃくしゃっと撫でた。
 なんていうか・・・・・幸せにしてやりたいよなぁ・・・・。
 つくづくそう考えてしまった若島津は、突然はっと気付き、プロポーズでもする気か俺は!!と頭を抱えた。
 どうにもこうにも最近やばいのだ。同じ、サッカーに携わるものとして、フィールドで共に戦う仲間としてしか松山をみていなかったはずなのに。
 日向さんが悪いんだ。あの人が、松山とつき合いはじめてから、最初は自分の尊敬する日向さんがそんなに大事にするヤツがどんなもんかくらいの気持ちだったのに。
 やばい。
 まずい。
 雰囲気に酔ってるぞ。おいおい、変なこと言い出すなよ、俺!
 電話が鳴ったので、若島津は少し救われた思いで、受話器を取り上げた。
 「当協会のハウスキーパーはお役にたっておりますでしょうか?」
 日向だった。
 松山のことを心配して、そして若島津をからかうためにわざわざ電話してきたようである。
 「ええ、よくやってくれますよ。晩飯も旨いのつくってくれて」
 「ハハ、あいつさ、料理の本見ていろいろ覚えたらしいんだよ。凝り性だから」
 「日向さんも作ってもらってんでしょーが」
 「ああ。ま、とりあえず不味くはなかったな」
 何いってんだよ、と若島津は苦笑した。
 「明日の夕方には、俺が迎えにいくから、それまで松山のこと頼む」
 「世話になってんの俺の方なんすけど」
 どうだかな、と日向は疑わしそうにいってから、それからな若島津、と付け加えた。
 「新婚気分に浸ってて忘れてるかもしんねーけど、あいつは俺のもんだからな」
 「ばっ・・・・当たり前だろ!な、なんだよ、そ、そんな、し、新婚どうのって・・・」
 「──────寝込みを襲ったりすんなよ?」
 若島津が怒鳴り付けようとするより一瞬早く、くすくす笑いを残して日向が電話を切った。
 信じられない!!!
 受話器を乱暴に戻しながら、若島津は荒い呼吸をくり返す。
 じょ、冗談にもほどってもんがあるんじゃないか!!確かに俺は松山に片思いしてるけど・・・・そんなに見境のないガキじゃあるまいし!まして、俺は慎重派のモラリストなんだ、そ、そんな、寝込みを襲うなんて鬼畜なマネを・・・・・。
 「若島津〜っ、やっぱり俺には大きいかも、このパジャマ・・・」
 やってしまうかもしれない───────────────っっっ!!!!!
 「・・・どうしたんだよ。壁にへばりついたりして。ゴキブリでもでたのか?」
 なんだよなんだよなんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっなんでそんなに可愛いカッコしてんだよぉぉぉぉぉぉぉ違う〜〜〜〜〜〜俺は良識ある大人なんだぁぁぁぁぁぁ親友の恋人に手ぇだすような人間失格なヤツじゃないんだぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・。
 「わ、若島津?すげぇ、ハアハアいってるけど・・・具合、また悪くなったのか?」
 押し寄せる煩悩の大波と格闘中の狼に、さあ食べて下さいといわんばかりに赤頭巾ちゃんが近寄ってくる。
 松山、と嗄れた声で若島津は名を呼んだ。
 「片付けモンがあるんで、向こうの部屋にいるから」
 「え?やるよ、そんなら」
 「いいよ、個人的なやつだから・・・・」
 「そ、そうか?でもほんと大丈夫か?寝た方がいいんじゃないのか?」
 なるべく松山のほうを見ないようにして(見てしまったら俺は石に、いやケダモノになってしまうっ!)若島津はうなづき、とにかくこの場を逃げ出そうとする。
 「あのさー、若島津───」
 な、何っ?と若島津の肩がびくっと跳ね上がる。
 「プレステやってもいい?」
 いいよ、と若島津はほっとした声音で返事をして、そそくさと避難場所へ転がり込んだ。
 ドアをしめ、へなへなと床に座り込む。
 ・・・・・・松山、絶対へんに思ったよな・・・・当然だよな・・・とがっくり首をおった若島津は、不意に緊張した表情で顔を上げた。
 そして大慌てで部屋を出る。
 ──────松山は、きょとんとした顔でテレビ画面を見つめていた。
 遅かった!と額を押さえる若島津を見上げ、松山がごもっともな疑問を投げかける。
 「・・・・これ、おれと同じ名前なんだな」
 それは、ペットの様にロボットを育てていくゲームで、恋するものによくあるケースとして若島津は松山の名前をつけていたというわけである。
 何しろ、今日は驚きの連続で、そのゲームをかくしておくことまで気が回らなかったのだ。
 「い、いやぁ・・・・ははははは。ばれちまったな!何か、てきとーな名前なっかなか思い付かなくってさ、つい身近な人の名前をつけちゃったんだな・・・・。えっとさ、なんだっけ、肖像権?何かの侵害とかになっちまうのかなぁ」
 開き直った若島津のいい加減ないいわけに、松山が声を上げて笑う。
 よかった、なんとかごまかせた、と胸をなで下ろした若島津は、へとへとに疲れていた。
 とにかく今日は、ぼーだいな労力をつかった気がする。日向さんのいってた「迷惑」ってコレなのかっ?
 「悪い、松山。おれ、先に休ませてもらうわ。明日午前中、講議あるし。」
 「おう。おやすみ・・・・って、あれ?若島津、若島津!!寝室はこっちだろ?」
 いや、と若島津は手を振った。
 「ベッドは松山が使えよ。おれはココで寝るから」
 若島津がソファーを指さすと、松山がびっくりした顔でたたたっと寄ってきて、若島津の腕をつかんでぶんぶん被りを振った。
 「だめだってば。そんなこと!おれがココで寝るんだから!」
 「気にしなくていいよ」
「若島津こそ、自分ちなのに気使うなよ!それに若島津でっけーんだから、ソファーじゃ窮屈だろ。俺なら大丈夫だもん」
 譲り合いはなかなか終わりそうも無い。
 あっ、それじゃあさ、と何か考え付いた様子で松山が手を叩いた。
 「床にさ、即席のベッドつくって、二人で寝よう!キャンプみたいで楽しいぜ。な、いいアイデアだろ?」
 松山がニコニコ笑っていったが、若島津にとってはいいアイデアどころか、神があたえたもうた試練以外のなにものでもない。
 だが、まさかそれを正直に打ち明けるわけにもいかない。自分は別の場所で寝るとかたくなに言い張るのも不自然だ。
 苦悩する若島津をよそに、松山はせっせと即席ベッドづくりに励み、どうやらこうやらそれらしいものを完成させた。そして若島津の腕をひっぱって、いいだろ?と聞く。
 「若島津?もっとクッションとかもってきた方がいいかなぁ?」
 ──────ええい!あとは野となれ山となれだ!
 完全にヤケクソ状態になった若島津は、さっさとそのベッドに上がり込み横になった。
 疲れているし、いったん寝てしまえばどうってこともないだろう。ほんの数時間だ。
 横になった松山は、少しのあいだ、なんだかんだと話していたが、流石に今日はくたびれたのか、まもなく寝息をたて始めた。
 無論、若島津のほうは、目が冴える一方である。
 さらに、若島津にとどめをさすがのごとく、松山が寝返りをうち、若島津にその身体を寄せてきた。小さな頭が若島津の頬あたりにくっつけられる。
 いずれにせよ、若島津が人生最大の試練に向き合っていることは間違い無いといえる。松山のあたたかく湿った寝息が若島津の首筋にかかり、全身硬直状態である若島津の身体が更に硬直状態を増す。
 頑張れ!俺の理性!、まけるな俺の倫理観!!!!若島津は、羊を数えるかわりに二つの言葉を心の中で何度も繰りかえしていた。



・・・・・・・・・・・・・・眠い・・・・・・・・・・・・・・.
 若島津はあくびをかみ殺す。
 一睡もできなかったと思っていたが、どうやら少しは眠れたようで、エプロン姿の松山に朝食ができたと起こされた。
 松山は若島津がでかけるまぎわまで、睡眠不足を心配してくれたが、まじまじと顔を覗き込まれて、更に目が充血してしまった・・・。
 ・・・・松山どうしてるかなぁ。
 今日、休講の松山は、掃除と洗濯をやっとくよ、と相当はりきってたけど・・・でも、ほんとに可愛いよなぁ。サッカーしてる時は、小僧!って感じなんだけどさ。
 ああいうのと一緒に暮らしてたら、楽しくってしかたがないだろうなぁ・・・・・・って、うわぁ〜!!思考がまたデンジャラスな方向に向かっている!!!
 「若島津〜、昼飯いっしょに食いにいかねー?あ、雨ふってきてるよ。・・・・あ、ちょっと若島津!飯どーすんの・・・・」


「お帰り。早かったな」
 全力疾走でもしたような息遣いで、靴を脱いでいる若島津に、エプロンで手をふきふきしながら出てきた松山が声をかけた。
 そして、若島津が雨に濡れているのをみて、すぐにバスタオルをもってきてくれた。
 濡れた上着を脱がせてくれたり、お茶をいれてくれたりとしてくれる松山を目で追いながら、若島津は、何となく自分だけが空回りしてしまっているような気分を味わっていた。
 「昼さ、外で食おうか」 
 「いいよ、俺作るから」
 「でも、松山も予定とかあるんだろ?」
 「だって、材料とかももってきてるんだぜ?俺のメシまずかった?」
 「いや、すげーうまかったけど」
 「じゃあ、いいじゃん」
 なんだかラブラブな会話を続けていると、インターホンが鳴った。
 訪問販売か?新興宗教の勧誘か?今日くらいは話しきいてやってもいいぞ、うん。



 「邪魔しちまったかな?若島津」
 まるで、我が家のように寛いで、ソファーに座っている日向が、一応殊勝なことを言った。
 もっとも、その面にはニヤニヤ笑いが浮かんでいるのだが。
 別に、と無表情に若島津は返事をする。
 ・・・別に、邪魔なんかしていないさ。ただ、松山を迎えにくんのが夕方っていってたから、ちょっと早すぎやしないかって思ってるだけですよ・・・・。
 「夕方こようとおもってたんだけどさ、暇だったもんで時間繰り上げたんだ」
 そう、と無感動に若島津は返事をする。
 ・・・・うそつけ。松山が心配で一刻も早く顔がみたかったんだって、素直に言え!
 「若島津、昼飯!」
 いつのまにか、昼食を用意してくれていた松山が、テーブルのうえに皿をならべる。
 「お、結構ましなもん、つくってんじゃねーか」
 日向が出来上がったばかりの料理をつまみ食いしようと、伸ばしかけた手を松山に叩かれる。
 「おまえはダメ!これは若島津の為につくったんだから!お前は外で食ってこい!」
 ああ、もう、松山は・・・・・・!!!
 「松山!!!!!日向さんにいじめられたらすぐに俺にいうんだぞ!俺はね、このひとの弱点をいろいろ知ってるから、それ教えてやるからな!」
「え?日向に弱点なんてあんのか?」
 「あるさ。じつはね日向さんの最大の弱点は・・・」
 「───それは、お前にとっても最大の弱点じゃないのか若島津?」
 不敵な笑いを顔に浮かべて日向は静かにいった。
 「え?え?何??それ、教えろよ!若島津?日向?」

 強面で知られる、東邦きっての二人の『最大の弱点』が目を輝かせながらせがんだ。

 


 
 健×松に再ちゃーれーんじ!
 でも、やっぱり変だ〜!!!若島津のキャラがどうしても情けなくなってしまう!!松山がかわいくなってしまうのはしょうがないの。まゆビジョンだから(爆)。ほんで、日向さんがなんか余裕ある人だしさー。悪いやつだよねー。わかしーかわいそうだよねー。ラブラブめざしてみたんだけどねー・・・・・・。煮詰めてこれかい!もうだめだ。やっぱり。修行に山に隠らないと・・・・・(01.04.04)