俺は、松山光に初めて会った少年サッカー大会の後行われたJr.ユースの合宿で、一緒に過ごすようになってすぐに、無意識のうちに好きになってしまったらしい。
松山との最初の出合いは最悪で、実際会えば口喧嘩ばかりしていたけど。
今回の合宿は、東邦学園のグラウンドなど施設を提供していた。
ふらの中サッカー部の松山光。そしてそれを迎えた俺、日向小次郎中学2年生。
半そでの練習用シャツとハーフパンツのその姿は、ぱっと見、他に参加している少年達と変わるところはない。まだこどもっぽい雰囲気が少し残る松山は普通の男の子だ。
しかし、気がつくと俺の目はいつもグラウンドを走る松山を探してみてしまう。
ポジション以外の練習を行い、本来のポジションの選手が仲間にそれを指導しながら自分の悪い所を見つけるというのがあった。FW担当の俺は、シュートの練習をするときに、腰をこういれてと教える振りをして松山の脇腹を後ろから触ってみた。
真剣に取り組んでいた松山は気付かないみたいだった。
また松山が体育座りをしている時に、ハーフパンツの隙間から見えそうなパンツを気付かれないように覗き込んだ事も有る。
なぜ自分と同じ少年にこんなに興味が湧いてしまうのか自分でもわからなかった。
自分で言うのもなんだが、結構女子にはもてるほうだ。
でも女子のシャツの下よりも、何故か松山に目を奪われてしまう。
松山の裸ばかりを想像してしまう。
もしも悪ガキのやつらにでも気付かれたら「ホモだ!」といわれて大変なことになるだろう。それくらいは俺だってわかっている。だから、ナニゲに気付かれないように注意していた。
でもついに抑えきれなくなってしまった。
練習の帰り、松山と俺は途中まで一緒に帰っていった。俺達東邦の生徒は自分達の寮に、参加しているほかの学校やクラブから選抜された選手は、東邦のゲストハウスに。二つの建物はちょっと離れたところにたっている。
途中まで皆と一緒だったが、街へでかけるというやつらと別れ、二人きりになってからは恥ずかしいぐらいに俺はどきどきしはじめた。
どうしてどきどきしていたんだろう。
それはきっと松山とエッチなことがしたかったからなんだと思う。
でも、松山はと言うと普通に「今日、暑いよな」みたいに話してくる。それがあたりまえだろう。
松山とエッチなことをできたらすごくうれしいけど、そんなに簡単にできるもんじゃねえと思ったから、とりあえず二人で過ごす約束をしたかった。
練習以外で、松山となにか時間を一緒に過ごせるならばそれでいいと思ったのだ。
俺は、ゲームをいっしょにやらないかという風に松山を誘ってみた。
東邦の寮には今どきのそういう娯楽は揃っている。どうせ夏休みで寮生の半分は実家に帰っている。部屋まで持っていっても大丈夫だろう。
ちょうど俺が今やっているRPGのソフトの話をしたら、松山もたまたまやっていたらしく、答えはOKだった。
そんなわけで俺の部屋に、そのまま松山と二人で帰った。
寮につくと、入り口には手紙が貼ってあって、寮母さんは出かけていると言うことだった。なにか出してもらおうと思ったのに。
いつもなら「何だよ」と怒るところだが、今日は少し違った。
余計にどきどきする。
とりあえず俺の部屋に松山を連れて行った。
約束通り二人でテレビゲームをした。もう実家に帰ったやつが置いていった冷蔵庫のジュースをいただき、菓子を食べながら2時間くらいやって、あっというまに夕方になってしまった。
そろそろあきてきたところでもあったので、松山は、
「そろそろあっちに帰る」
と俺に言った。
「そうだな。もうそろそろ夕方だし」
なんて、俺は心にも無いことをいいつつ、また急にエッチなことが頭を駆け巡っていた。
練習用シャツ姿の松山と二人きり・・・。どうしても、とりあえずでいから松山とエッチな話だけでもしたかった。ふと若島津から借りていたエロ本を思い出し、それを松山と見ようと思い付いた。
そこで俺は松山に勇気を振り絞って、しかも平然を装って、言った。
「帰る前に、すこしエロ本見ていかないか?」
「えっ?」
松山は少しずつ顔を赤らめていった。なかなか松山は返事をしない。
「エロ本、見たことあるか?」
「ねえよ・・・」
松山は、微妙な答えを返してきた。
「よし!男だったら見てみようぜ!」
俺は、隠し場所のベッドの下から借りたままの2冊のエロ本を出した。
松山はためらっていたが、俺が一冊の本を手渡すと、恐る恐る読み始めた。エロ本を床に置き、それをかがみこむようにして。両膝を床につけて読んでいる。俺も一緒にそれを見て、一緒にエロ本を楽しむふりをして、実は松山の真っ赤な顔を楽しんでいた。
そんな松山を見ているうち、少しずつ俺の理性が吹っ飛びかけていった。
「松山、今勃ってる?」
聞いてしまった。
すると、松山はものすごく恥ずかしそうにうつむきながらつぶやいた。
「うん・・・」
その一言をスタートラインに二人のエッチな会話が広がっていった。
松山はエロ本は見たことが無いけど、おちんちんをさわると気持ちがいいことは知っていた。でも、いつもおしっこがしたくなるので途中でやめていたという。
もちろん松山のその言葉を聞くためには俺のオナニーの経験話をしてやって、雰囲気を作ったんだけど。そのうちにだんだん、俺の話を興味深く聞いてくれるようになってきた。
やっぱり松山も男だから。
「教えてやろうか・・・」
俺は松山に超どきどきしながらも言った。すると松山は、
「何を?」
と、真顔で聞き返す。
「オナニー」
「・・・、恥ずかしいから、いいよ」
普通だろう。でもここまできたら、俺の押しの方が強かった。今考えても恥ずかしいが本当に必死だった。
「絶対に気持ちいいから」
何とか説得し、二人で同時にちんちんを見せ合おうということまで説得した。ハーフパンツと下着を俺から先に脱いだ。俺は毛が生えていて、ちんちんも少し黒くなっていた。そしてびんびんに真上を向いていた。
松山の目は俺のあそこに釘付けになった。
そんな松山はハーフパンツは半分くらい脱ぎかけたが、どうしてもその先が続かなかった。
だから、俺が手伝って、ブリーフまで脱がした。
真っ白なのブリーフの前はテントを張っていたが、松山を立たせると、足首の方までそれを下ろした。
松山のあそこにはまだ生えていなかった。そして、奇麗な肌色だった。
松山は恥ずかしさからぼーっとしたかんじになっていた。そのままベッドに座らせ、俺はその横に座った。
「さわるぜ。いいか?」
と聞いたら、黙ってうなづいた。
松山のもびんびんになっていた。松山は恥ずかしさにうつむいて、さらさらの漆黒の髪の毛を下にたらしている。俺はそんな松山の顔を覗き込むようにして、ちんちんをそっと握り、しごきはじめた。
「痛っ!」
松山のそんな声が聞こえた。
俺は大人ぶっていう。
「まじか?じゃあ、セックスと同じくらい気持ちい方法でやってやるよ」
今考えると信じられねえ。ものすごくやらしい顔をしていたと思う。
そこで、「えっ?」って感じの松山の反応を無視して俺はベッドに座る松山の前にひざまづいた。
練習用シャツの上だけを着ている松山の膝に両手を置いて、顔を股間に近づけていった。
俺はもうどきどきして、心臓が壊れそうだった。松山の顔を見ると、すごく不安そうな顔をしている。でも、ここまで来たらとめられない。
俺は松山のきれいなちんちんを、パクッと俺の口の中に入れた。もう自分を止められなかった。顔を前後に動かして、松山のちんちんをしゃぶった。松山はびっくりしたようで、
「汚ねえよ、日向!それに俺、ホモじゃないし・・・」
そう言われても、俺はしゃぶり続けた。エロい音が俺の部屋の中に響いた。そのまましゃぶりつづけていると、松山も少しずつ気持ちよくなってきたみたいだった。
「っん。んあ・・」
ため息みたいな感じの声を少しづつあげていた。だから俺はちんちんをしゃぶるスピードを早くしていった。すると、
「日向、トイレ!」
慌てたように松山が言ってきた。でも俺は無視した。すると松山は抵抗してきて、ちんちんを俺の口から離そうとして、後ろに下がり、その弾みで俺のベッドの上に倒れこんだ。
「大丈夫だ。ションベンじゃねえ。信じろ!」
と荒々しく俺は言い、ベッドに仰向けに倒れた松山のちんちんを再び俺の口に含んだ。とうとう松山は観念したようだった。
俺は松山のお尻を両手で両脇から持つようにして、開かれた股間に顔をうずめるようにして松山のちんちんをちゅぱちゅぱとしゃぶった。松山のからだが小刻みに震える。
「んあぁ・・・!」
と言う声とともに、松山のちんちんから精液がでた。射精ははじめてだったらしい。結構出たと思うけど、飲んでしまった。松山は恥ずかしさのあまり、顔を横にそむけていた。
「どうだった?気持ちよかったか?」
松山はぶすっとしながらも顔を縦に一回だけ振った。目許は真っ赤だった。俺はそんな松山がかわいくてかわいくてしょうがなくて、俺のベッドに仰向けにねっころがる松山にキスをしてしまった。
急なキスに松山は嫌がったが、
「これが松山のちんちんの味だぜ」
というと、なぜかおとなしくなり、ディープキスまでさせてくれた。
そのあと、どうしても俺のもして欲しくなり頼んだ。すると、案の定簡単に断られた。
「おれ、ホモじゃないし・・・」
しょうがねえか。でも、どうしてもやって欲しくて頼み込んだ。一回だけと言うことで。
すると、なんとかOKになった。俺はベッドの上に寝転がる松山の上にまたがり、口のところにちんちんを近づけた。
「ちょっとまて!」
松山は心の準備をしているようだった。仕方ないので俺はそのままの体制でいた。
「いい?」
しばらくして聞くと、ようやくうなづいたので、まずは口で俺のちんちんにキスさせた。
それだけで射精しそうなほど興奮した。目をぎゅっと閉じている松山の唇の弾力が気持ちよすぎた。
そのままだと、フェラをやりにくかったので、松山にベッドの上に座ってもらい、俺がベッドに寝転んでしゃぶってもらった。
松山が俺のちんちんをしゃぶった瞬間。この瞬間の生暖かい気持ちよさは忘れない。信じられない気持ちよさだった。
松山はさっき俺が松山自身にしてあげた方法を見ていたからか、顔を上下に動かして上手にしゃぶってくれた。かなりいやいやっぽかったけど。
松山のさらさらの髪の毛が、俺の股間にまとわりつく。練習用シャツの上だけしか身につけず、ちんちんをさらけ出している松山が俺のを銜えている。しだいにいきそうになってきた。
はっと気が付いたら、イッてしまった。
松山はむせていた。俺はティッシュを渡して、それに吐かせた。
すると突然、松山が俺の顔を押さえつけてキスをしてきた。
「日向のちんちんの味」
びっくりしながらも嬉しい俺に、松山は恥ずかしそうに言ってきた。
あれから合宿は終わって、このことは二人だけの秘密になっている。
遠く離れた東京と北海道では会う事もままならない。
俺の松山への思いは前以上に、心の中を占めるようになってしまった。
そして溜まってくると、あのときの松山を、松山にしてもらった感触を思い出しながら・・・。
松山にとっては単なる好奇心だけだったのかもしれねえが、この既成事実はいかさなきゃなんねえ。
きけば松山は女子にもモテはじめたらしい。何故か情報通の反町にきいたことだ。
本人はまだ気付いていないみたいだが。彼女ができたら、きっとこの関係は終わってしまうのだろうということは確実にわかっている。
松山はオレのもんだ。俺が誰よりも先に目を付けたんだ。
それに松山のハジメテは俺が飲んだんだ。
俺は松山と次のステップに進むことを模索しているのだった。